神坂シヅキ:天使ラーメン
2019/12/31 (火) 22:19:46
>> 75
「奏金……」
す、と酔いが覚めそうになる。
忌まわしい記憶、憎らしい父の背中が脳裏に浮かぶ、が。
>> 76
「────はっ」
当の男からの、予想だにしていなかった言葉で、心がなぜか軽くなった。
「はははっ、ええな、ナルメア言うたか、あんた結構なギャグセンスやんか。あぁギャグだけな、その指輪はないわ。オツキアイもお断りや」
…奏金なんている割に~、という言葉を続けかけて、飲み込む……と。
>> 80
なにやらハルナちゃんが面白いことを吹っ掛けていた。
なんやアタシが求婚されて自分だけ言われないのが嫌やったか?などと検討外れな事を考えながらも、ノリで彼女の言葉に(棒読みで)続ける。
「そうやそうやー、あんくらい食いきれんで男見せたなんて言えるかー」
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