アンリエッタ・K/"悪竜"のライダー
2019/12/16 (月) 23:53:09
>> 39
「……うまく行ったみたいね」
どんな存在なのかすらも分からないが、とりあえずSCOREの力によって対話は行えているようだ。
後はSCOREを頼るしかないだろう。……不可解な力を持った目の前のものは、壊すのには協力してくれるとの事。
「ん、まだ壊し切ってないしね……こいつ一体だけでも壊すか」
「……言うて、どう壊し切るの?また再生するよ」
『それは問題ない』
ライダーが口を開いた。
『暫くそいつを見ていたが、どうやら中心に向けてガラクタ連中が動いている。……そいつの中心に、中核になるガラクタがあるんだろうよ』
「……じゃあ、穴を空ければいいわけね」
『簡単に言うな小娘(マスター)。お前にも残存魔力は余りないだろう?逃げ出す体力が無くなればどうする』
「……それじゃあ、どうやって……」
>> 38
するとライダーは、そこから脱出しようとする業者へと、唐突に振り返って声を上げた。
『おい、お前。そこに居るんだろう?』
『少しは付き合っていけよ。でなきゃこいつが、お前にデカブツをけしかけると言ってるぞ』
無論、これはハッタリだ。食いついてこなければそれまで、だが……
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