「──────────」
バーサーカーが、立ち上がった。
「え?」
「Astolfooooohh!!」
「なっ───」
「うおおおおぉおああぁアァアアアッ!!」
「くっ…………」
「Astol!!」
バーサーカーが、再び突進してくる。
だが、ブラックスミスの表情に変化はない。
「……」
そして、またあの詠唱を始める。
「───」
「Gaaaahh!!」
だが、今度は止まらない。
「…………」
「Astol!!」
「……仕方ないか……」
「Ga!?」
ブラックスミスが、右手を前に出す。すると、彼の目の前に巨大な盾が現れた。
「……!」
「Astol!!」
「───ッ!!」
「Astolfooooohhh!!!」
そして、激突。
だが、今回は拮抗しなかった。
「うああっ───」「Gyaaaaaahh───」
押し切られたのは、ブラックスミスの方だった。
「───」
だが、まだ終わらない。
「Astol!!」
「───ッ!!」
「Astolfooooohhh!!」
「─────」
「Astolfooooohhh!!」
「─────」
「Astolfooooohhh!!」
「─────」
「Astolfooooohhh!!」
「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ……」
ブラックスミスが膝をつく。その体には無数の切り傷があり、血を流している。
対して、バーサーカーはほとんど無傷。
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