kagemiya@なりきり

サーヴァントバトルコロッセオ / 14

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「!?」
「Astolfooooohh!!」
直後、バーサーカーの背後から、声が響いた。
「──────────」
「………………あ?」
それは、何かの詠唱だった。
だが、何の呪文かわからない。理解できない言葉だった。
「………………」
「……!」
「………………」
「ッ──────!!」だが、それがどうしたと言うのか。
「Gaaaaahhaaaaahhh!!!」
そんなものは、関係ない。
「────────────」
バーサーカーは、振り向かずにそのまま突っ込んだ。
「Astolfooooonnn!!!」
そして、ブラックスミスの姿を捉えた瞬間、彼は叫んだ。
「────────────」
だが。
その時既に、勝敗は決していた。
「────────────」
バーサーカーが、自分の首に刺さっている短刀を見た。
「…………」
だが、何も言わない。
何故なら、もう終わっているからだ。
「───」
ブラックスミスの手には、先程までなかったはずの一冊の本があった。
そしてその表紙を、黒い光が覆っていた。
「……」
だが、バーサーカーは何も言わずに崩れ落ちた。
「───」
その後頭部に、ぽつりと血の花が咲いた。
バーサーカーは、倒れ伏した。
「……………………ふぅ」
ブラックスミスの勝利だ。「…………」
ブラックスミスが、ゆっくりと息を吐いて、構えを解く。
「勝った」
そして、そう言った。
「……」
だが。

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