日本語ボランティア情報交換・相談室 検索除外

茨城県のボランティアの皆さんとのネットワークネットワーク

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相談をうけたら・・・・。!? どうしましょう。
地域日本語教室を運営していると時に様々な相談を受けます。また、相談を受けなくても、耳に入る情報があり、外国の方の身の上が心配になります。
皆さんは、どうなさいますか。
ゴミの分別や買い物情報は何も問題はないでしょう。情報交換で、皆さん喜んでくださいます。ところが、家庭内暴力、結婚や離婚が絡む問題は時に複雑な様相を見せます。アパートやマンションの相談事も時に人権やヘイトクライムがらみになり、専門知がないと解決に至らない場合も多くなります。日本の法整備の遅れ、市民意識の未成熟や法概念の相違、民主主義の履き違えなど、法や制度の壁にぶつかるからです。
そこで、提案です。一緒に解決できる課題と司法書士や行政書士、弁護士など法律の専門家のボランティアと共に取り組む課題を分けることが必要ではないでしょうか。
解決の方途は探るが、皆さんも過負担にならないことが大事ではないでしょうか。
この立場は、日本語を学ぶ場の継続、維持が地域日本語教室の主な役割と考えるものです。

身近な問題は解決できます。・・・小さな誤解や行き違いから起こること。
相談:賃貸アパートを借りているが、引き落としの代行をしたので手数料3000円が発生しました。銀行に預金があるのにどうしてこのような不当な請求を受けるのか。

週1回の学習日の休憩時間に相談を受けました。担当講師から私に中継されたのです。台湾出身のFさん(女性)は中国語の先生をしています。また、日本語能力試験N1に合格している方です。アパートは友人(現在山梨県在住)の保証人の下で、不動産会社と契約しました。
さっそく契約書をもって、翌日、宮本と宮本の家内と本人Fさんと一緒に不動産会社に行きました。契約書に従って、何が問題かを確認します。1時間ほどかかりましたが、問題点は、契約書上の金融機関名と引き落とし金融機関の名称の違いを伝えていなかった点に問題がありました。不動産会社の落ち度であり、本人の不慣れが災いしています。
会社側が落ち度を侘び、わずかながらの手数料分をカバーする行動を起こし、Aさんもネットでの引き落としの確認電話の相手先名称を再確認して一件落着しました。
告知の不十分さや聞き漏らしが原因だったことになります。契約書にはよく読めば書いてあることですが、気づかない場合もあります。
こうしたことは交渉の場を設ければ、解決できます。

宮本敏弥(文化庁地域日本語教育コーディネーター:H29研修修了)

刀水手帳
作成: 2022/09/01 (木) 17:13:41
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