唯識で仏の認識が詳しく説き明かされますが、この唯識は龍樹の人空(析空と体空)をベースとして法空を覚る事で仏の真意を理解するに至ります。
空についてはこちらで詳しく解説しております。
法空で末那識の根本自我を退治する事で意識が、人の認識である第六意識から仏の認識である第七末那識に変わります。
仏教の重要概念として中核を成す〝空〟は、その理論の難しさから四段階の理解に分かれます。それが析空・体空・法空・非空の四種の空理なのですが、最終段階の非空では、唯識で説かれる「仏の認識」を更に空じます。
その非空を詳しく解き明かしていったのが天台の智顗です。
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