蛇足になるかもしれませんが、これについての考察が増えたので付け足します。
他のAbsolute Reasonパック曲のアートワーク画像に描かれたキャラは揃って目が一つしか開いていない(ただの目瞑り、真横からのアングル、前髪による目隠れも含む)点で、クトゥルフ神話に出てくる旧支配者シアエガが一つ目であることに通じており、これらをクリアしながらサヤのストーリーを解禁していくという点でピンと来たのですが、 作中でサヤが訪れた世界が本当に世界をいくつも創造するというのであれば、ラヴィニア達がいた世界(以下、眠れる残響というチャプター名をとって残響世界と呼ぶ)にいる人類は世界を意のままにいくつも作り意のままに動かせるようになっている、つまり数多の世界の支配者になっている世界といえます。そして何らかの理由で残響世界が滅んだことで残響世界にいた支配者も過去のもの、つまり旧支配者となったという経緯の表れではないかと考えられました(滅び方については>51の方が言うような天罰以外にも、arcaeaから少し離れてしまいますがアニメ版エヴァで使徒イロウルが出てきた回で言われた「進化の終着点こそ死」のように、ラヴィニア達がいる館の外の機械群や3-3の花吹雪っぽいものみたいに残響世界を改造しまくった結果自壊したという可能性も思い浮かびますが、いずれにしても技術発展の末に滅亡するといえます)。
また、9-5にてラグランジュがアーケア世界について「本当に考えなしに作られたモノ」「弱い心の持ち主を匿う安全基地として作られた」と言及していますが、3-4の「退屈しのぎに世界をまるごと一つ作る…ね」という、残響世界への言及と見てとれるサヤのセリフに照らし合わせると、ラグランジュが言う「アーケア世界の創造主」とサヤが訪れた残響世界の人類は大して強くない意志で世界を創っている点が合致しているように見えとれます。そしてこれらの繋がりとして、残響世界にいる者の手でアーケア世界が創られたという可能性が、そうでなくてもarcaea世界の成立に浅からぬ関係性があるのではないかと考えられました。
ここまでラヴィニアやドノヴァンがいた世界について長々と述べましたが、それにしても光や対立みたいに前世に一切触れられず、レーテーやアリスみたいに前世から能力や性格を引き継いだことを匂わせるようなものもなく、ついでに金属と花弁が右目に取り付けられているサヤは何気に謎が多いキャラの一人では…?