ある程度拾ったつもりですが、取りこぼしがとても多いと思うので最初に断っておきます。
なぜ出典を明記する必要があるかの説明
「他サイトの情報を(文章を作り直したかによらず)引っ張る際、引用が必要な理由」については、
・【内容に問題がないか確認できる】(Wikipedia:出典を明記する)(>> 176)
・【読者がさらに調べるときの参考になる】(同)
・【外部サイトと良好な関係を築くため】(自分たちで文章を作る必要がある)
また、著作権・著作隣接権の遵守について、今回は「例えその引用/参照が法律に違反しないとしても、モラルを重視しよう」という結論になった(はず)ので、「法律的な権利関係を考えると必ずしもこの限りではないが、今後外部サイトと良好な関係を築くためにも、『法律で定められているから、下のルールに従わなくてよい』という考えを議論なしに実行しないで下さい」のような文章を付けるのがいいかと。
どこまで明記すべきか(引用の具体的な方針について)
まず「どういうことをすれば、『明記した』ことになるか」については、
「盗用・剽窃をしていませんか?(早稲田大学教育学部)」(>> 183)の
「1-3 引用・参照の正しいルール」の太字部分(あなたの書いたレポートで、本や論文、新聞・雑誌の記事、ウェブ上の文章などを参考にしたり、引用したりした場合には、その出所を、読み手が確認できるように明示する、ということです。そして、そうすることによって他の著作に依拠した部分と、自身が直接調べたり、考察したりした部分を、読み手にわかるようにすることです)が、纏まっており適していると思います。
次に「じゃあ『引用する対象』は何で、具体的にどのようにすれば良いか」については、
まず『情報の場所』と『結論に至った場所』を分けて考え、
(a)wikiのコメント欄のみが情報源で
(a-1)wikiの住人がそれを見たのみで結論を出した場合
(a-2)wikiの住人がそれを見て結論を出したが、他の場所の結論に影響されていた場合
(a-3)外部の人間が出した結論を、情報と照らし合わせて検証した場合
(b)wikiのコメント欄、及び別の場所のどちらも情報源として使い
(b-1)wikiの住人がそれを見たのみで結論を出した場合
(b-2)wikiの住人がそれを見て結論を出したが、他の場所の結論に影響されていた場合
(b-3)外部の人間が出した結論を、情報と照らし合わせて検証した場合
(c)別の場所の情報のみが情報源で
(略)
など、大別しただけでこれで、しかも漏れ(どこにも当てはまらない状況)が存在するし、個々の状況での対応を記述するのには限度があります(更に、どこからがwikiの住人なのか、とか考えた日にはもう…)。
外部サイトのデータを引用する典型的な場合における例を記述するに留め、「上記の原則に従って行動してください」とでもするのが精一杯でしょう。
また、「これは引用にあたらないという例(コメント欄にのみURL等を流す、など)」は挙げておく必要があると思います。
「引用に関する方針(Wikipedia)」(>> 185)を見ましたが、様々な場所で言われているように、ここまで厳密に運用する必要はないでしょう。
また、「参照と引用の違い」については、それ自体は重要ではあるものの、(a)の「外部サイトと良好な関係を築く」ために「引用か参照か」はあまり重要ではないために、かえって混乱を招くと思うので、「引用などについてもっと詳しく知りたい方はこちら」のような形での折り畳みを提案します。
(c)無断転載を報告するための手順
ちょっと手一杯になったのでストップ。