ドリランド
turiikuze459
2023/05/26 (金) 03:58:15
場面は変わり、>> 21で車を走らせた男はちょうど山を下っていた。
男「助かったのはいいけど、マジで今日は散々な目に合ったな〜、バケモンはいるわそもそも山自体に大した魅力もねえわで、こんな山二度と来るかってんだ。」
運転中の男は助かった安堵と同時に、恐怖を植え付ける元となったこの山と丸くてでかい物体に愚痴をこぼした。
男「まあいいや、もう今日の事は忘れよう。それよりまだ昼の2時か、命拾いした記念にちょっと豪華な飯でも食いてえな、なんつってw」
だが、嫌な思い出に対する恨み節ばかり言ってても仕方がないと思った男は今日の事はもう忘れようと決心した。そして、予想以上にまだ早い時間だったのと、助かった嬉しさなのか少し高価なご飯でも食べたいと口にした。
男「今から飯行くなら、1人で行くのもあれだし、誰か誘おうかな?」
ただ、1人でご飯に行っても面白くないと考えた男は、友達か誰かを誘おうとしていた。つい数十分前まで一緒に車に乗ってドライブしていたツレは怪物に食べられ、自身も一時は怪物に襲われかけた人間とは思えない呑気さだ。既に怪物に食べられたツレの事など頭の片隅にも無いのだろう。
男「よし!ドリーに連絡してみよう。あいつ確か今日は休みだったはず。」
男は友達に連絡する事にした。どうやら男はその友達の事を"ドリー"というあだ名で呼んでいるようだ。
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