我等は神の代理人、神罰の地上の代行者なので初SSです。
camel_cricket
残りカス
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けろ「【皆殺しにしてでも生き残れ】だ」
わい「大層な名前やなぁ、でそのゲームがどないしたんや?」
けろ「このゲームには当然だがルールがあってな、簡単に説明すると
1、制限時間まで生き残ること、制限時間は24日と24時間と24分と24秒
2、外部からの支援以外での行為ならば何をしても構わない
この二つが主なルールだな、それでだ君にはこのゲームにプレイヤーとして参加してもらう。」
わい「ちょっと待て、なんでわいがそんなゲームに参加しやなあかんねん!あんたとは初対面の筈や!参加する義理もない!」
けろ「残念だが君には拒否権は無い、断じて無い。もし拒否した場合は君の家族、友人、そして彼女を抹殺する。」ピツ
わい「ファッ!?なんでそのモニターにわいの家族がうつっとんねん!それに抹殺ってなんや!」
けろ「君たちと私たちでは科学の発展が蟻とゴリラほど違うのさ、そして君を選んだ理由も教えてやろう」
けろ「君は特殊な能力を持っているな?その名は―――」
フォーゲットミーノット
けろ「【私の存在を忘れないで】」
わい「ッ!なんでその名を!」
けろ「ククク、それは内緒だ、だがなぁ君の過去は全て凡て総て統べて知っている。君が一度死んだこともそれでお前が友…まぁいい。それで、どうする?参加するか?しないか?どっちなんだぁ!?」
わい「………そのゲームを詳しく教えてくれ。俺は…わいはそのゲームに参加する」
けろ「ハハハハハハハハ君ならそう言ってくれると思っていたよ、いいだろう交渉成立だ。
このゲームは12人のオーナーと12のプレイヤーによるサバイバルゲームだ。
ゲームを直接プレイするのはプレイヤーだ、このプレイヤーはお前と同じ地球の能力者達だ。勿論オーナーは私と同じ【○○】の者だ
このゲームの開催場所は…君もよく知っているだろう。地球の日本国の首都、東京都だ。正確に言うともう少し範囲は狭まり23区だけだがな。ああ勿論私たちの科学力で世界中の人々は皆眠って別の場所にいる。壊れたビルや町も終了時には元通り修復される。
このゲームは先程述べたようにサバイバルゲームとなっている。デパートの食料を食い漁るもよし、そこらの雑草を食うもよし、だ。
さてこれからの話は非常に重要だ、心して聞くように
まずプレイヤーは死んでしまった場合生き返ることは、ない。不老不死の能力者であろうがだ、但し一部例外はあるがな。
それとこれを渡しておこう」
わい「ん?なんやこれは?金色の十字架?」
けろ「このゲームの勝者は一人では無いのだ、最後まで生存した奴が全員勝利する」
わい「なんや、そんなん全員で協力して約25日間過ごせばええやんけ。」
けろ「だがそうともいかないのが人間の性ってもんだ、このゲーム、勝者には最終時に所持していた金色の十字架の数だけ願いがかなえられる、そしてその十字架は開始する前に一人一つ渡される。後は分かるな?」
わい「そんなん殺し合って奪い合うに決まってるやん!わいはやらんけど」
けろ「そう、それが人間の生まれ持った強欲だ。そして人間は無慈悲だ!このゲームには能力者であれば老人から子供までプレイヤーになる、そいつらの命乞いなぞ聴かないやつが殆ど!それ以外も結局助けたやつに殺される!そういうゲームなのさ!」
わい「酷過ぎる、非道過ぎるぞ―――こんなことをしてお前の良心は傷まないのか!」
けろ「良心?そんな感情、とうに豚の餌だっ!それに、お前も昔同じようなこと、したことがあるだろう?」
わい「ッ!………ルールを話せ、速く!」
けろ「ククク、プレイヤーに関しては今ので殆ど説明は終わっている、あとはオーナーに付いてだが…まぁお前たちをこちらに連れてきた奴らだ。ちなみにお前のオーナーは私だ。
このオーナーはプレイヤー同士の戦い手出しはできず口出しも出来ない。唯の傍観者さ。ただ一度だけ自身のプレイヤーに対してオーナーの能力で手助けすることは出来る。」
わい「お前の能力は?」
けろ「私の能力は【○○○○○○○の管理人】だ。削除や過去限定のタイムトラベルなど多種多様な力が使えるが今回許されているのは【鍵】、相手の行動を制限できる力だ、使いたいときに言えば自動で私が使おう。勿論君がタイミングなどをしていすることもいいぞ」
わい「らじゃー、であんたはわいの能力の詳細まで知っとるんかいな?」
けろ「ああ、勿論君の能力【私の存在を忘れないで】体を自由に変形させることが出来る。
腕を伸ばして腕の先を刃にしたり機関銃にする事や他人に変身する事や腕や脚を複数にする事も可能。
さらに体のどこかを損傷しても再生する事も可能だが再生能力は2時間に一部分しか使えない。」
わい「ああ、100点やな、そういやそのゲームいつ開催するんや?」
けろ「教えてほしいか?」
けろ「今からだ」ポチッ
わい「え?」ヒューーーー
わい「なんでわいは落ちとるんや…」ヒュー
けろ『どうだい?空中遊泳の気分は?』
わい「これは空中遊泳ちゃうやろ!自由落下やろ!」
けろ『細かいことを気にしてると禿るぞ』
わい「は、禿とちゃうわ!ただデコが広いだけや!」
けろ『クク、それにしても通信機の調子は良さそうだな』
い「通信機?そんなもんわいもってへんぞ」
けろ『ああ、言ってなかったな。お前が寝ている間に体の中に埋め込んだのさ』
わい「ファッ⁉それは大丈夫なんか?」
けろ『私たちの科学力を舐めている様だなっとそろそろ時間か』
わい「時間ってなんかあるんか?」
けろ『君が地面と情熱的なキスを交わす時間だよ、あと10秒程でね。ほら早く何とかしないと死んじゃうよ?』
わい「そういうことはもっとはよ言え!フォーゲットミーノット!わいの腕をグライダーに変える!」
けろ『成程、賢明な判断だ。だがしかし、下は森だ。着地点はどうすr』ピッ
わい「うるせぇ、だがけろの言う通りやなぁ。あっパラシュートにすればええか」バサァ
わい「っと、着陸成功って誰もいいへんのに喋ってるってアホ丸出しやな」
わい「それにしても喉乾いたなぁ、辺りに水辺でも無いやろか」
ガサッガサッ
わい「!誰や!」クルッ
???「あ、怪しいものじゃないです、ただ水が無くて困ってるようだったので―――」
???「この水稲の水を分けてあげようかと思いまして」
わい「おっ水か、見ず知らずのわいにそんなことしてくれるなんてアンタ優しいんやなぁ」
???「いえいえ、そんなことないですよ。ところでお名前は?」
わい「わいか?わいの名前はわいや、わいって呼んでくれ。年は17や」
???「僕の名前は画鋲。年齢は15です。」
わい「へー画鋲くんかぁ。そういやなんでこんなところにおったんや?」
画鋲「えぇそれが、タラコの化身みたいなおじさんに君にはゲームに参加してもらおうって言われて空から落とされたんです。」
わい「わいも同じようなもんや!けろっておっさんに落とされたんや。」
画鋲「へーていうことはあなたはプレイヤーですか?」
わい「せやで、あんたもか?」
画鋲「えぇ僕もです。それであなたは何個十字架を持ってるんですか?」
わい「?一個だけやけどそれがどないしたんや?」
画鋲「いえ、あっ突然なんですけどただ一つたった一つだけ僕のおねがい聞いてくれますか?水を挙げたお礼と思って」
わい「おおええで、どんなことや?言ってみ?」
画鋲「それはとっても簡単であなたは何もせず僕に身を委ねればスグに終わることです。」
画鋲「わいさん、僕の為、願いの為、何も聞かず何も見ず何も言わず」
画鋲「殺されてください♪」
よっじゃあ僕の出番がきたぜ
そして漂う敗北フラグ
わい「無理やな、フォーゲットミーノット」
画鋲「なっ!?僕の足になにかが、これは…鎖?」
わい「せや、俺の能力【私の存在を忘れないで】であんたが話してる間に足を縛らせてもらったんや。」
画鋲「くっやはりひろゆきが言った通りなかなか手強いようだな!だが、お前の力では俺には勝てない!」
わい「口だけならなんとでも言えるんやで、フォーゲットミーノット、わいの腕を日本刀に」
画鋲「僕は死なない!貴様のその程度の武器ではな!僕は死なないk」ズルッ
わい「せめて楽に死ねるようにな、首を斬らせてもうた。死体漁りはしとうないんやけどな十字架だけはもらっとくで」ガサガサ
わい「っとあったあった、それにしてもこいつ俺を暗殺するきあったんやろか。あった時から殺気がビンビンにでとったけど………まぁええか、ほなさいなら」クルッ
画鋲「」
その頃
東京都豊島区池袋駅前
???「ふーん、画鋲君が負けちゃったかー」
そう呟く女性、その周りはまるで大きな象が暴れたかのように荒れ果てており彼女の背後には血塗られた十字架が建っていて血塗れの男性と思わしき人だったモノがまるでキリストの様に磔にされている。
???「画鋲君の能力【生きたい自殺志願者】 ―――その能力は死因が一つである限りその死を無かったことにする事が出来るんだが何故かあの男は画鋲君を殺せている。」
???「この私でも彼には勝てなかったよ、まぁ負けもしなかったけどね。ちなみに君は勝てるかい?えっと確かアロフレ君だったけ?」
女性はそう磔にされた男に問い掛ける。すると十字架の後から別の男性が出てくる。
???「あっしには当てませんよ、同時に二つの死因を作り出すなんて【優柔不断】 のあっしでも画鋲さんには勝てません。それと名前が違いますよぉ、アロフレはこの磔にされてる男です。あっしの名前は芭蕉です。いい加減覚えてくりゃあしませんかぁ、【庭師】のキトキトさん?」
キトキト「あっそうだっけ?それにしても画鋲君も強かったけどアロフレ君も強かったね、数十個は能力はあったんじゃないかな?私もびっくりしたよ!まぁ私のほうが圧倒的に能力の数は多いんだけどね」
芭蕉「いえ、多分こいつの能力は一つだけだと」
キトキト「あっそうなんだ。―――そうだっ!今度はあの画鋲君を倒した奴を狙おうよ!」
芭蕉「あっしは風の吹くまま気の向くまま、あんたの後ろを付いてきますよ。」
キトキト「ふーん、じゃあ私の数ある能力の一つ【死んでも離れない】 を使って一瞬で画鋲を倒した子の隣に行くから頑張ってついてきてねー」
芭蕉「やれやれ、無茶の多いお人だ…」
同時刻浅草雷門
わい「ふぅー疲れたわ………ちょっとここらで休憩でもするか」
キトキト「うん、それがいいと思うよ」
わい「せやな、じゃあ寝るから20分程たったら起こしてくれへんか?」
キトキト「わかったよ、20ぐらいだね!」
わいの隣に突然現れた女性、年は15歳前後といったところだろうか?背中にはギターケースと大きな剪定ばさみを背負っている。その風貌は誰もいないこの街に似つかわしくない、非常に異様な風貌だった。
キトキト「私?私はキトキト、君と戦いに来たんだ!」
わい「っ!ってことはあんたも十字架を持っとるんか?」
キトキト「うん!私は無垢の大罪人 で【庭師】、十字架は3個持ってるよ!」
わい「無垢の大罪人 ?何のことや?」
キトキト「あれ?知らない?ちょっと待っててね!すぐ見るから!【気持ちの探り合い】 !」
そう言うとキトキトは目を閉じて瞑想しているかのように坐禅を組む。そうし始めてから数十秒後、そこに一人の男性が来る。その姿はまるで侍、日本刀も持っておりまるで百戦錬磨の武士の様だ。
芭蕉「おっと、キトキトさんは調べもの中か………で、お前さんが画鋲を殺した輩かい?」
わい「ああ、そうや。で、なんや?敵討ちでもすんのか?」
芭蕉「いやいや、あっしでもキトキトさんでも画鋲は殺せなかったからねぇ、あんたが殺してくれて丁度良かったよ。あっしの名前は芭蕉、あんたは?」
わい「わいはわいや」
芭蕉「そうかい、珍しい名前やなぁ」