「爆破は正直反対だな」
背の低い男はエビフライを頬張りながらそう言った。
「お前も食ってみろよここのランチ、絶品だぜ?壊すには惜しすぎる」
その向かいに座るのは落ち着いた雰囲気の高校生。コーヒーを飲み終わると
「もう決まったことです、それにあなたに作戦変更の権限はありません」
「いやそうだけど・・・」
「お先に」
と冷徹に言い放し、席を立ちあがる。
少年の背中を見送りながら背の低い男はため息をついた。
「やれやれ、最近のガキは不愛想だよなぁ・・・お前もそう思うだろ?」
『あぎゃ』
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