ファンタジー系のコテハンSS
コテハン募集すんのめんどいから勝手に出演させていくわ
嫌なら嫌って言ってね
色付き文字
今より千年以上前、超大国みんポケ帝国が栄華を誇るザワザワ大陸の北方の海の上空に大きな穴が現れた。
その穴は人にとって超位生物たる魔人達が住まう“魔界”と呼ばれる世界と繋がっていた。
そして、魔界の全土を統べる魔人の王“魔王”。強欲なる魔王は、既に征服した魔界だけでなく魔界とつながったこの世界の土地をも欲した。彼の勅命により、魔人達はザワザワ大陸への侵攻をみんポケ帝国からの対話に応じるまでもなく開始した。
みんポケ帝国は魔人達の強大なる力を前になす術もなく、瞬く間にその国土の八割を魔王軍に奪われる。捕虜の発想を持たぬ魔人達は当然、侵攻した土地の人間を根こそぎ皆殺しにした。これにより、みんポケ帝国の人口は六割が損なわれた。
もはや、みんポケ帝国がこの状況を覆すことは叶わないと思われた。
しかし、希望はまだ失われていなかった。
“聖剣”。それはかつて、みんポケ帝国十代目の皇帝がその手に持ちその強大なる力をもって多国の軍勢を討ち滅ぼしザワザワ大陸を平定した魔導剣。
聖剣が
そして、帝国は逆転を図るべく企画を建てた。
それは“勇者候補育成計画”。
多岐に渡る様々な方法で、様々な人材を育成し勇者たりえる存在を生み出そうという計画である。
人々はまだ見ぬ勇者となる可能性を含んだ勇者候補達という最後の希望に想いを乗せ、ないかもしれない明日を生き続けた。
支援
しえん
支援
雑貨屋「なぜだ……。なぜ勇者候補でもないお前が“それ”を持てている!?」
アポかど「え?……なぜって言われても……」
雑貨屋「“それ”はな!選ばれた者じゃないと振るうことはおろか、持ち上げることすら叶わない代物なんだぞ!!!」
アポかど「いや、そう言われても現に持ててるし……」
雑貨屋「うるさい!返せ!それは僕の物なんだよ!“聖剣”は僕の物なんだ!!!」
アポかど「えぇ……」
アポかど(いきなり怒り始めて……。なんか怖いぞ、こいつ)
雑貨屋(なんて最悪な日なんだ。こんなことがあってはならない。こうなるなら、こんなところ来るんじゃなかった……)
雑貨屋は目の前の信じたくない光景を目にしながら、このような事態になるまでの経緯を振り返った。
雷霆先生のSSが読めるのはzawazawaだけ!
僕はかませかな
主人公だぞ
僕は雑魚キャラと予想
……そういや、お前もいたな
本気で忘れてた、ごめん
お前も出すよ
今思うと、千年以上前ってやばいな
俺も出して
俺の強キャラ感
出して
~雑貨屋の回想~聖 剣 を振るう雑貨屋。彼はひたすら聖剣と素振りに意識を集中し、縦斬りの動作を繰り返していた。
一人、勇者候補専用の訓練場で
雑貨屋「ぐっ、重いな。それに、聖剣が秘める権能もまだ引き出しきれていない。だが、いずれは使いこなせしてみせるぞ」
雑貨屋がひたすら修練に励む傍ら、同じ訓練場で鍛練する勇者候補達は雑貨屋への陰口を口にしていた。
勇者候補A「見せつけやがって。何様だよ」
勇者候補B「ちっ。すこし魔法剣の扱いが他の勇者候補より巧いからって調子に乗ってやがる」
勇者候補C「運よくはかしこ様に師事できただけの分際で……」
勇者候補D「あんなクソみたいな性格でも才能だけは恵まれるんだな。世の中理不尽だぜ」
疲労が重なり集中力が切れてきた雑貨屋の耳にもポツポツと陰口は入ってくる。だが、彼はそれを気にしない。慣れきっているというのもあるが。
雑貨屋(ふっ、言わせておいてやる。勇者候補の時点でお前らがただの凡人に比べて非凡なのは理解できる。だが、僕に比べれば凡骨同然。ただでさえ、格差のある君達から発言の自由を奪うのも可哀想だ)
雑貨屋は陰口を気にする以前に、過剰なほどの自信家であり、図太かった。
俺がラスボスとよそう
お前もいたな
雷霆は出るのかね
自分出すとか恥ずかしいから出さない
エタらず頑張って
支援