雑貨屋「なぜだ……。なぜ勇者候補でもないお前が“それ”を持てている!?」
アポかど「え?……なぜって言われても……」
雑貨屋「“それ”はな!選ばれた者じゃないと振るうことはおろか、持ち上げることすら叶わない代物なんだぞ!!!」
アポかど「いや、そう言われても現に持ててるし……」
雑貨屋「うるさい!返せ!それは僕の物なんだよ!“聖剣”は僕の物なんだ!!!」
アポかど「えぇ……」
アポかど(いきなり怒り始めて……。なんか怖いぞ、こいつ)
雑貨屋(なんて最悪な日なんだ。こんなことがあってはならない。こうなるなら、こんなところ来るんじゃなかった……)
雑貨屋は目の前の信じたくない光景を目にしながら、このような事態になるまでの経緯を振り返った。
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