ネタ切れなので初SSじゃないです
ハーレムは嫌いなのでないです
主人公の成長チートとか黒色火薬チートはないです。
あと設定はガバガバです。別に10人の偽神と戦う予定もないです。
camel_cricket
残りカス
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「はぁ~」
俺はため息を着いた。辺り一面は洞窟らしき場所だった。だがここは地球ではない。なぜそう断言できるのかと言うと目の前に青色に輝く正八面体の物体が宙に浮いているからだ。最低でも日本ではこういうのが浮いているとどこからか汎用人型決戦兵器がやってくる。まあ目の前にあるのは30㎝程の奴だけどな。
だが目の前にある奴のせいで嫌でもなぜ俺がこんな場所にいるかが分かってしまう。
俺――メガゴルダック――は今流行りの異世界へと転生してしまったらしい。
エヴァwww
メガゴルがなろう民になってて草
「多分あれだな、目の前の奴に触れると王様の元へばびゅーんって飛んでったりするんだろうな。………触らぬ神に祟りなし、わざわざ触る必要も無いか。」
そう判断しよっこらしょっと立ち上がり伸びをする。少しジーパンが汚れてるな……たぶん魔法とかもあるし洗濯できるといいなぁ。
「さっさと触れんかいっ!馬鹿野郎っ!」
突然後ろからぬめっとした何かに押されて前のめりに倒れる俺。眼前には正八面体の頂点が見える。ああ、俺の冒険もここまでか。まだなにもしてないのにな……俺の目の前は真っ暗になった
改行した方が見やすいぜよ
支援
「あーここどこ?」
俺は宙に浮いていた。周りが青く変な形の部屋で。
「ここはダンジョンコアの中じゃよ」
ん?この喋り方……もしや俗にいうのじゃロリか!!これは見なければ!俺は速攻で声のした方を振り向くとそこには!!!
「ん?なんじゃい?そんなにじろじろみて?も、もしかしてホモか!ホモなのか!?儂はノーマルじゃからやめてほしいのじゃ!」
シーマンがいた
「なんだよお前」
俺はシーマンに存外な罵詈雑言を投げかけられるが必死に訂正した。そして同時に目の前の奇怪、いや奇奇怪怪な存在について考えた。が、シーマンに似ている以外の事は俺には分からない。ならば本人に聞けばいいだけの事だ。
「儂か?儂は第37番ダンジョン『人面魚の巣窟』の管理人、フェイズじゃ。」
シーマンはフェイズと言うらしい。シーマンの癖に強そうな名前だ。
「ほー?で、ダンジョンコアってのはなんなんだ?」
「ダンジョンコアか?それはのう、その名のとおりダンジョンのコアじゃ。これが無くなるとこのダンジョンとダンジョンの管理人が死ぬのじゃよ」
「なんで俺がその中に入ってんだ?」
「そりゃあお主がこの第1084番ダンジョンの管理人じゃからだよ」
衝撃の事実が発覚。俺はどうやら人類の敵らしい。
「ダンジョンの管理人?つまり俺は人殺しをするって事か?」
「そうである、ともいえるしそうではないとも言えるのう。別にダンジョンの管理人だからと言って人間やら亜人やらが来るるとも限らんし殺したくないのなら殺さなくてもいい。ただ………」
「ただ?」
「ダンジョンの維持費を払えなくなったらお主は死ぬ。」
はは、お決まりの展開だ。テンプレすぎて涙が出る。
「なんでだ?予想はついているが。」
「簡単じゃな。維持費が無いと言う事は人間で例えるなら食費が無いと言う事じゃ。一週間程度なら耐えれるだろうが一ヶ月も食事なしじゃあ生きていけんだろう?まぁダンジョンは維持費が無くとも1年は何とかなるがな。」
「維持費は何で支払えばいいんだ?まぁこれも大体予想はついているが」
「ダンジョン内の生き物の生命エネルギーをダンジョンコアが吸収して維持費にするぞ。言っておくが生命エネルギーを吸う事の出来るのは生き物の死亡時のみじゃの?街を作ってそこに人間を住ませて自分はダラダラ過ごすなど許されんからの!」
うわぁ、人生ハードモードだよ。俺
「へぇ、で、俺はどうやってダンジョンを管理、運営すればいいんだ?」
「所得した生命エネルギーから維持費を引いた余剰分を使ってダンジョンの中の模様替えやらモンスターの設置をするのじゃよ、簡単じゃろ?やり方はここ、ダンジョンコアの中で念じれば出来る。多分」
多分ってなんだよ多分って。ていうかテンプレすぎて驚きだな。
まぁ念じてみるか。ふんっ!
「おっなんか出てきた」
目の前にはこれまたありきたりだがタブレットが出てきた。そこには様々な項目がありモンスターだの敷地だの色々あった。その中に所持DP―――多分生命エネルギーの余剰分の事だろうな。ここもテンプレ通りか。―――がなんと残り9999万9999だった。カンストしてるよ。何があった。
「なぁ。なんかDPって奴がすごいことになってるんだけど」
「ああ、それは儂の死亡時のDPじゃのう。生命エネルギーはその生き物の強さや格、年齢などによって上下するのじゃが一人から得られるDPは9999万9999が上限じゃ。所持できるのには上限はないがのう。」
「アンタ死んでるのかよ!ていうかアンタすげぇな!どんだけ強いんだよ!」
「いや、儂は其処まで強くない。精々グリフォンとタイマンでぎりぎり勝てるぐらいじゃ。だが儂はダンジョンの管理人。つまり異世界人なのじゃよ。」
ここでまた衝撃の事実が発覚。シーマンは異世界人だったらしい。
改行しろって行間開けろってことじゃねえの
「異世界………人?」
「おお、言い忘れて負ったな。ダンジョンの管理人は今現在お主も含めて10人おるんじゃがのう。さっきお主を1084番ダ
ンジョンの管理人といったじゃろう?それ以前の番号のダンジョンの管理人はの、全員死んだのじゃよ。」
「なんでだ?」
「簡単じゃ。魔王と勇者が手を組みダンジョンを亡ぼしに来た。それによって管理人がいないダンジョンは全て滅び管理人
がいるダンジョンも最近滅びた。で、ダンジョンの管理人が異世界人の理由だがの、この世界の文明はお主たち地球でいう
中世ヨーロッパレベルで非常に遅れているのだよ。が、この世界の歴史は地球の歴史より非常に古い。なぜここまで文明が
停滞してしまっているのか?それはの、この世界の神のせいなのじゃよ」
テンプレ乙
「この世界の神は10人いる。と言っても異世界人なのじゃがなあ。その異世界人は単独で世界を渡り歩けるほど文明が発達
しておるらしくての。この世界を実験場にしているらしい。人体実験を主としたな。だが真なる神としてはこの現状は望ま
しくない。かといってこの世界の真なる神は偽の神に殺されてしまっている。他の世界に神が直接力を行使するには色々と
準備が必要。そしてその準備がこのダンジョンじゃ。」
「なんでダンジョンが準備なんだ?」
「神が他の世界に干渉するには非常に多くの生命エネルギーが必要なのだよ。それを維持費として徴収しているのがダン
ジョンじゃ。」
「なるほど、こちらの世界の人間に管理人をやらせるわけにもいかないからわざわざ異世界人が管理人としてこの世界に呼
び出されるわけか。めんどくさいな。」
「ちなみになんで勇者と魔王が手を組んだんだ?」
「それは偽の神が神託とかをしたらしくてな。魔族の崇める神『アルテラ』と人族が崇める神『グリシュ』まぁ同一人物なのじゃがそいつらが手を組んでダンジョンを亡ぼせとか言うたらしくてもうお手上げじゃったのだよ。」
へぇ、すげぇな。宗教は恐ろしいや。俺は無宗教だから関係ないけど。
「じゃあ最後にもう一つ、お前なんでここにいるんだ?死んだんだろう?」
「神に頼まれてのう。一先ずおぬしら新人の管理人に基礎だけ教え解けとな。・
普通の答えだった。
「あ、そうじゃ。お主のダンジョン、どういう感じにするんじゃ?」
「どういう感じとは?」
「モンスターの傾向じゃよ、統一感のあった方が何かと便利じゃ」
うーん、何がいいだろう?
「なんか適正的なのってあるのか?」
「タブレットを見れば分かるぞ。DPの横にダンジョン名が書いてある。其れを見れば大体分かるぞ。」
えーとどれどれ………『幻想と甲殻の砦』………なんじゃこりゃ
「俺のダンジョンは『幻想と甲殻の砦』らしいんだけどなんか知ってる?」
「ほぉ、珍しいのう、幻想は幻想種。これはコスパは悪く一種族一体しか召喚できないが非常に強力じゃな。甲殻は甲虫種。こっちはコスパはいいが一体一体が弱いのう。相性のいい二種族とは……今季の管理人は期待できそうじゃのう。」
うーん、甲虫種は多分虫系モンスターなんだろうけど幻想種ってなんだ?………調べれば分かるか……
俺は少しタブレットを操作して幻想種を確認する。
そこには『ジャバウォック』やら『青髭』などの御伽噺の登場人物があった。ちなみに一番安いものは『コウモリ』1億DPだった。
「ブハっ!?」
驚きで咽てしまう。コスパが悪いどころの話じゃない。高いものは『シンデレラ』100億DPや『桃太郎』500億DPだ。一方甲虫種はというと………
『オオオオスズメバチ』100DP
『ポイズンモルフォ』200DP
インフレが激しすぎるにもほどがある。