マッチングに戦闘数が考慮されているのを知ってからメンバーの戦闘数に注目するようになりました。普通なら、戦闘数の少ないプレイヤーはプレイ期間が短く(登録したのが新しく)、多いプレイヤーはプレイ期間が長い(登録が古い)と考えるでしょう。ところが、戦闘数は少なめなのに登録はかなり昔、というプレイヤーがそこそこいるのに気付きました。
そこで9月は相手チームプレイヤーの戦闘数と登録日を控え、その関係を見てみました。
まず戦場に来たプレイヤーの戦闘数分布を見てみます。
いつも通りの『戦闘数--勝率』分布です。今回は戦闘数の分布に注目します。
1万戦以下プレイヤーの分布から300戦と900戦に壁があり、相変わらず(白猿の言う)『新規』『初心者』は『古参』とのマッチングが抑えられているのが分かります。ちょっといままでと違うのは4000戦の前と後での人数変化が見られないことです。9月は『中堅』と『古参』が同列に扱われるようになっていたのか、『中堅』も『古参』と同等に当たりやすくはなったものの、まだマッチング上何か区分がされているのかは不明です。
では本題のプレイヤーのプレイ期間と戦闘数の関係を見てみましょう。
上のグラフはプレイ期間(横軸、日)と戦闘数(縦軸)の分布です。右上がりの線に沿って散らばるのかなと思っていたのですがそうはならず、右に行くに従って散らばりが広くなってゆく形となりました。
下はプレイ期間と人数をグラフにしたものです。1年目のプレイヤーは多いですが、2年目以降はぐっと少なくなっています。
『新規』『初心者』のプレイ期間は半年以内と見込みます(後で考察します)。ですから1年目プレイヤーは実際にはもっと多いでしょう。
2年目以降はあまり人数が減っていません。サービス開始直後から遊んでいるプレイヤーもけっこういるのが分かります(11年目はまだ期の途中なので人数は少なくなっています)。
プレイ期間と人数を割合として表してみました。
1~3年目のプレイヤーで半分を超えています。1年目のプレイヤーだけでも約1/3を占めています。先の理由により、実際はもっと多いのでしょう。
そのプレイヤーの半分を占めるプレイ期間3年以下プレイヤーの「プレイ期間--戦闘数」グラフです。
半年を過ぎたあたりから1万戦以上プレイヤーが出始めますが、3年たっても、戦闘数が1万を超えるプレイヤーはあまり多くありません。「万戦以上」は思っていた以上にハードルが高いと感じました。
さて、『プレイ期間--一日あたり戦闘数』の分布です。
始めて1年辺りまでの一日当たり戦闘数は高めですが、そのあとはほぼ横ばいになっているようです。飽きてくるのでしょうか?
先に見たプレイ期間と人数のグラフも併せて考えると、2年目以降のプレイヤーは安定的と表現できそうです。ゲームの固定層といえるのかもしれません。
プレイ期間3年以内プレイヤーの『プレイ期間--一日あたり戦闘数』の分布です。
先の分布図でも見たように、左端(始めて間もないプレイヤー)の一日当たり戦闘数は多いですが、半年後にはほぼ20戦/日以内に下がります。その後は大体20~10戦/日以内で落ち着きます。
30戦/日なら900戦の壁(『初心者』と『中堅』の区分)まで30日、20戦/日なら45日かかります。10戦/日でも90日ですから、『新規』『初心者』がその区分を超えるまでのプレイ期間は半年を見込めば充分でしょう。この『新規』『初心者』とのマッチングを万戦プレイヤーの私は制限されていますから、開始1年未満プレイヤーの数はもっと多くなるはずです。
さて、先に1年ほどで一日当たり戦闘数が減少するのを「飽きてきたから?」と考察しました。けれどもここで見たように、新規にゲームを始めたプレイヤーへの「優遇マッチング期間」は半年程迄に終了してしまうと思われます。優遇マッチングが終了した時、急激に戦況が厳しくならないように優遇マッチングの内容は考慮されている(とWGが言っていた記憶あり)筈ですが、終了後は勝ちを獲るのが難しくはなりそうです。そのため(勝てねぇ~)もあって一日当たり戦闘数が減少するのかもしれません。
一日あたり戦闘数の人数分布です。10戦以下が半数を超えます。けれども私の当たる一日当たり戦闘数の多めなプレイヤー(300戦以下、900戦以下のプレイヤー)の人数は少なめに調整されていますから、この割合はいくらか低くなるでしょう。
なおグラフでは示しませんでしたが、最も多かったのは一日当たり2~4戦のプレイヤーでした。
戦闘数少ないな、と思いますが一日当たり換算なので、いちどきの戦闘数はもっと多いのでは、と思います。「週末にしかプレイしない」「暫く休止期間があって、最近再開した」「イベント戦を多く遊んでいて、通常戦・レーティング戦は御無沙汰気味」「複数アカウントを持っている」等では一日当たり換算の戦闘数は低くなるでしょう。
さて、ここまでで『プレイ期間--一日あたり戦闘数』の様子は見たのですが、ちょっと気になったことがあります。
一日あたり戦闘数と勝率には関係があるのでしょうか?
というわけで「一日当たり戦闘数と勝率」の分布です。
だいたい5割中心に分布しているのですが、50~100戦/日のプレイヤーは55%付近を中心に分布しているように見えます。さすがにこのくらい熱心なプレイヤーは上手い人が多い・・・と見たくなりますが、ちょっと待ったぁ!
先に掲げた「プレイ期間--戦闘数」の分布図を見ると、上記プレイヤーは始めてから250日以下のプレイヤーがほとんどです。ということから、この中には『新規』や『初心者』が多く含まれるでしょう。彼らに対しては成績が良くなるようなマッチングがなされていますから、この辺りのプレイヤーの成績をそのまま信じることは出来ません。
ということで、一日当たり戦闘数が20戦までのプレイヤーの分布です。
多少上下するように見えるのですが、一日あたり戦闘数と勝率には関係があるか?と言われると疑問です。また、全体にやや50%を上回るように見えますが、全プレイヤーの勝率平均は51.5%程度ありました。かつて言われた「各プレイヤー勝率の平均は48%程度」はもう過去の話なので、勝率平均が50%を超えるのは不自然とは言えません。
今回のまとめはこんなところでしょうか。
さいごに。
10月はティア6、8、10戦場の様子を見始めました。すると各ティアに参加してくるプレイヤーの戦闘数構成が相当異なることが分かってきました(>> 73060)。
ですから今回の報告結果は他のティアでは異なってくるかもしれません(特にティア10)。
そのつもりで見てください。