- 若草山山焼き
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比較明合成・加算合成・加算平均の何れとも異なる?合成方法/SequatorとSilkyPix
加算合成を行うと目には黒く見える部分にも明るさがあって見えなかった風景が浮かび上がって来ることは上例の通りです。
ならば蛍撮影では、手間のかかる比較明合成をするよりも加算合成を行えば、感度を落として撮影しても背景の明るさも蛍の明るさも好結果が得られる筈、そうすれば懐中電灯や車のライトで3分とか5分の超長時間撮影を壊される危険も減る!
忘れないうちにテストしておこう!と古い画像を調べると既に3年前実施済みで数例が作品として残してありました(忘れっぽい!)残念なのは合成元はJPG変換後の画像です。
手持ちのソフトでRAW画像の加算合成が出来そうなのはSequatorとSilkyPixだけ。
前者Sequatorは星に特化しすぎている分、画面表示を見ていると通常風景にも使えるの?と言う感じでしたが無事合成完了、結果は斑模様無し・白飛び無し、後でコントラストや彩度を調整すればほぼ満足な画ができました。
SilkyPixには「多重露光(夜景)」と言う加算平均で高感度ノイズを軽減できる機能があることを思い出し、これを使ってみるとこれも結果はほぼ同じ。
両者の差はRAWデータの扱いに僅かな差は認められるも実用性の比較では差は無視できると言えるほど(SilkyPixの画は暗部から中間部にかけてやや明るく派手で、明部はSequatorがかなり明るく作品化するには若干異なる調整が必要で、コントラストを上げ白飛びを発生させると発生模様にごくわずかな差が表れる程度で実用域での差はなし=投稿画像を間違えていましたので差し替えました)でした。
Raw画像3枚をSeqatorで合成、JPG変換・リサイズ
同上を明るさ・コントラスト・彩度を調整(ややコントラストが低いが調整可能レンジは広そう)
同じRaw画像3枚をSilkyPixで合成、JPG変換・リサイズ、画面中央右側などSequatorに比べかなり暗い
同上をSeqatorと同じ調整実施(コントラスが高く締まって見えるが元画像では荒れがあった)
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コメント11に対する補足説明用画像で、パソコンのスクリーンショットです。
それぞれのソフトで合成加工したままのTIF画像の比較です。
左Sequator加工画像、右SilkyPix加工画像で何れも16ビットで140GBに近い大きなファイルです。
両者に同じ加工(明るさ・コントラスト・彩度を同じ強度にアップ)
加工後の白飛び・色豊和状態で、白は白飛び、黒は白飛びも色豊和もなし、黄色はRとGが飽和、シアンはGとBが飽和、マゼンタはRとBが飽和、赤及び青はそれぞれRのみ・Bのみが飽和していることを示します。マゼンタは↓の画面では見えませんが、100%まで拡大すると僅かに出ています。SilkyPixは白飛び・色豊和がやや多いことがわかります。
合成結果からはSequatorは軟調ですが階調もしっかりしており、加工自由度が高いフリーソフトとは思えないほどで、用途を限れば実力十分のソフトと言えると思います。