2nd STAGE でもそんなの関係ねえ
実の所MMDDRは遠征プレイヤーから見て異質なものだった、通常そんなものは行われていなかったからだ。
それどころか、何故こんな不自然なプレイングをしているのかと問われてしまった。
特に大きなショックを見せていたのは奇策を用いて勝利を手にしてきた逆井である。大坂が知る限り彼が一番ルールへの依存度の高いプレイを行っていた。
「これが俺たちのやり方だ、手段を選ばずとも勝利を手にする、そ、それがMMDDRなんだよ!」
「いやいや、そんなんだったら俺は参加したくないし。要はリアルファイトって事でしょ?」
「はぁ!?」
「違うのか?手段を選ばないってそういう事だろうが」
「ま、不味いぜ!通常ルールでやってもいいけど印象悪くなってんぜ!」
MMDDRプレイヤーと招聘プレイヤーが口論を続ける中、割りを食ったのが大会主催者の白石である。
彼もまたこのルールの異質さに疑問を持っていなかった為、遠征プレイヤーをそのまま引き入れてしまった。
「なるほどそういうことか!」
「・・・誰だ!?」
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