SSの大国 

【SSなのか小説なのか】DearlyDearlyRejection-筐体上の魔術師-【完結】 / 42

49 コメント
views
3 フォロー
42
てんびん@the Bisection 2016/05/05 (木) 23:46:03

「そういえば刈谷選手、今度タイトルマッチみたいっすね」

「ええ?」

「は?」

「あ、そうなんだ…うん…そっか…」

安堵の表情を浮かべる姿勢ではあるが、大坂は思いの外に困っていた。
『気まずい』という概念は6年前の時点で二人には介在しなかったはずである。
しかしだからといって逃げるわけにはいかない。大坂の脳裏にふと葛の言葉が過った。

通報 ...