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【SSなのか小説なのか】DearlyDearlyRejection-筐体上の魔術師-【完結】 / 40

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てんびん@the Bisection 2016/05/05 (木) 23:38:11

「バイバイ!DDRのお姉ちゃん!」

「ばいばい」

あれだけ並んでいた対戦台、ビデオゲームは激減し、体感ゲームやクレーンゲームが増えている。

そして、DDRもまた確かにそこにある。

「…ん?」

大坂は妙な既視感を覚えた。
DDR筐体から数歩分後ろへ振り返ると確かに見覚えのある女性が片膝をつき、小さな女の子に手を振っていた。

いや、見覚えがあるどころではない。もう6年も経っているのにほとんどあの頃のままである。
女性が立ち上がってから大坂は声をかけた。

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