The first chapter journey
「ふっ、ふっ!」
俺は、どでかい段ボール箱を小走りに運んで行く。
重いんだよ……何が入ってんのか、ってくらい。
しかも、中から声がするし。
「じいちゃん! 運び終わったぞ!!」
「おぉ、ゼレナー。ご苦労じゃったな。」
この人は俺のじいちゃんで、オーキド・ユキナリって言うんだ。
有名な学者で、世界にも通用するほどの技術を持っている。
「それでは、メラーを呼んできてくれ。」
「はぁ!?」
メラーは俺の幼馴染で、今日、俺と一緒にポケモンを貰う、いわば『ライバル』だ。
通報 ...