SSの大国 

【SS】異能狩りの明星 / 9

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残りカス 2016/08/30 (火) 11:46:39

「砕けろ、そして腐敗せよ」
女性がそう言うとベヒモスが粉々に砕け散った。またその破片は腐敗し、風化し、塵芥となり風に飛ばされていった。
「おうおう、【全てを破壊する巨体(ベヒモス)】が瞬殺とはなぁ、さすがは俺達と同格の事はある。なぁ【小夜鳴鳥】」
「軽々しく私の名前を呼ばないでください、というかあの木偶の坊は両面宿儺より雑魚でしょうに、それを瞬殺出来る程度で驕る様な片ならまだあのロリコンの方がましですよ。【引き摺りの王】」
ベヒモスの残骸があった場所から二人の骸骨が現れた。【引き摺りの王】と呼ばれた骸骨は2m近くあり手には巨大な槍、服装は中世の貴族の様で口調や声から恐らく老年の男だろうと言う事が分かる。
【小夜鳴鳥】と呼ばれた骸骨は1.6mほどで両手は薄く光のオーラらしきものに包まれており服装は一昔前のナース服で声からは恐らく少女だろうと言う事が分かった。
「ふむ、序列第37位【引き摺りの王】序列第40位【小夜鳴鳥】、貴方達が来るとは久々に楽しめそうですね、瀬戸大将」
女性の発言からあの二人も瀬戸大将であると言う事が分かる。骸骨ならスケルトンとか我謝髑髏だと思うんだがなぜなのか後で聞いておこう。

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