SSの大国 

【SS】異能狩りの明星 / 13

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残りカス 2016/09/07 (水) 20:15:36

「………ん?おかしいな……死体(スケルトン)型が出てきた時からおかしかったけどなんで【最強】が出てこないんだ………?」
女性に見惚れていなかった一人(ジョンと言うらしい)がつぶやく。
「どうかしたんですか?」
「ん?新入りか?いやぁ普段の新人の歓迎会も兼ねた模擬戦は(アーマー)型との闘いが数戦のあと【最強】とバアルさんの一騎打ちが始まるんだけどな、なぜか死体(スケルトン)型ばっかり出てくるからおかしいと思っていてなぁ」
うんうん呻りながらジョンは観戦する。
「へっ!貴様程度俺達の――――――――」
「五月蠅い、【死人の天国、生人の地獄(ゾンビパウダー)】始動」
バアルがそう言うと九つ連ねる宝の燈が奥に控えていた隊長格らしき二人を除いて全ての髑髏を砕く。
「【数学者】【戦闘狂】、次は貴様らの番だ。HAPPYTIME【堕落は愛すべき隣人】【快楽の渦に飲まれよ】【すべての物を欲するその強欲】【嫉妬は醜くそれ故に美しい】、【喰怒(グウド)】解放、【怒りとは即ち破壊なり】【喰うという行為は七つの大罪なり】、明星、少し借りるぞ。【傲慢にに生きよ、人生は一度きりだ】、モード【気高き主の片割れ(ゼルブ)】」
バアルが一瞬光に包まれるとバアルの見た目に少しの変化が現れた。手には漆黒の大剣を持っており右目が虫の複眼、左目が朱色に染まっていた。

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