桜門体育学会第11回大会用掲示板 検索除外

O5-6 西村太我 送球イップスの発症要因とこれを促進する内的外的要因

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桜門体育学会事務局
作成: 2021/01/12 (火) 15:25:18
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山村孝之(日本大学医学部) 2021/01/20 (水) 21:29:59 f9211@98b2b

とても興味深い発表をしていただきありがとうございます。座長から質問させていただきます。
先行研究で、性格傾向からはイップス傾向にある選手を判別することは困難であるという指摘があります。この研究で送球イップスと性格特性に関係があることがわかったとして、今後の展望などをどのようにお考えでしょうか。

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西村太我 日本大学文理学部 2021/01/22 (金) 22:46:42 147de@248e3 >> 1

ご質問ありがとうございます。
送球イップスと性格特性に関係があるといった調査の今後の展望についてですが、3つの性格特性をさらに細かく分類して、具体的にどのような選手がイップスを発症しやすいのかを研究していきたいと思います。今回の研究では、野球選手の性格特性3つと送球イップスの発症要因4つの関係について調べた結果、神経症的傾向の選手が緊迫した場面の緊張でイップスが促進されやすいという結果になりましたが、今回は因子の数が少なく、性格特性も内容が広い状態で研究を行ったため、まだ深く追求ができると考えています。例えば、選手の競技実績や指導者の指導方法、チームの環境などを具体的に調査して、これらを性格特性と結びつけて、送球イップスとの関係性を調べたいと思います。なぜなら、同じ外向性でも競技実績が高いと低い選手では、競技への向き合い方や考え方が違うと考えられたり、神経症的傾向の場合も指導者の指導方法がエンジョイベースボールといった方針と怒ることが多い指導者とでは、今回のような性格特性では判明しなかったこともあると思うからです。このように、今後は選手の特徴を具体的に調査した上で、性格特性と送球イップスとの関係があることを追求したいと思います。