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桜門体育学会事務局
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とても興味深い発表をしていただきありがとうございます。座長から質問させていただきます。
合宿後の測定(post)のタイミングについて、運動直後の測定ですと一過性運動に対する影響が考えられますがいかがでしょうか。また、血管壁から末梢血中へ好中球が動員されなかった理由としてアドレナリンなどが影響する可能性、合宿後の免疫力の低下状態はどれくらい継続するとお考えでしょうか。
商学部の高階です。
ご質問いただきありがとうございます。以下に回答させていただきます。
➀合宿後の測定のタイミングについて
⇒ご指摘いただきました通り,運動直後に測定しますと,一過性運動に対する影響があると考えられます。 そのため,本研究では,一過性運動に対する影響が消失するといわれている運動終了24時間後(Walsh et al.,2011)に「合宿後の測定」を行っております。
➁血管壁から末梢血中への好中球動員について
⇒ご指摘いただきました通り,関与すると考えられます。交感神経系の亢進に伴う血流増加は,血流と血管内壁との間に生じるずり応力を高めると指摘されていることからも(Marsh and Coombes,2005),壁在好中球を末梢血中に動員する可能性があります。しかしながら,本研究では,交感神経系の変化をお示しできていませんので,先行研究のみを用いての推測となります。
➂合宿後の免疫力の低下状態について
⇒本研究では,長期トレーニング前後の2回しか測定出来ておらず,経時的変化を検討することが難しいです。推測にはなりますが,運動実施時間,運動強度,運動以外のストレスなどにより,免疫能低下状態の変動が異なると考えられます。今後,免疫能の経時的変化を明らかにする必要があると思います。ありがとうございます。
以上となります。