桜門体育学会第11回大会用掲示板 検索除外

O5-4 高階曜衣 長期トレーニングに対する好中球変化

2 コメント
views
0 フォロー

O5-4のオンデマンド発表に対して、こちらから質問や感想等が投稿できます。
質問や感想等を投稿する場合には、お名前とご所属を明記してください。
(お名前とご所属が無記名の場合には、コメントを削除いたします。)
なお、質問や感想等は、学術的見地に基づいた記述をお願いいたします。
発表者個人・所属等への論拠のない誹謗・中傷等は禁止いたします。

桜門体育学会事務局
作成: 2021/01/12 (火) 15:24:05
通報 ...
1
山村孝之(日本大学医学部) 2021/01/20 (水) 21:27:08 f9211@98b2b

とても興味深い発表をしていただきありがとうございます。座長から質問させていただきます。
合宿後の測定(post)のタイミングについて、運動直後の測定ですと一過性運動に対する影響が考えられますがいかがでしょうか。また、血管壁から末梢血中へ好中球が動員されなかった理由としてアドレナリンなどが影響する可能性、合宿後の免疫力の低下状態はどれくらい継続するとお考えでしょうか。

2
高階曜衣(日本大学商学部) 2021/01/22 (金) 09:57:31 013b7@45251

商学部の高階です。
ご質問いただきありがとうございます。以下に回答させていただきます。

➀合宿後の測定のタイミングについて
⇒ご指摘いただきました通り,運動直後に測定しますと,一過性運動に対する影響があると考えられます。 そのため,本研究では,一過性運動に対する影響が消失するといわれている運動終了24時間後(Walsh et al.,2011)に「合宿後の測定」を行っております。
➁血管壁から末梢血中への好中球動員について
⇒ご指摘いただきました通り,関与すると考えられます。交感神経系の亢進に伴う血流増加は,血流と血管内壁との間に生じるずり応力を高めると指摘されていることからも(Marsh and Coombes,2005),壁在好中球を末梢血中に動員する可能性があります。しかしながら,本研究では,交感神経系の変化をお示しできていませんので,先行研究のみを用いての推測となります。
➂合宿後の免疫力の低下状態について
⇒本研究では,長期トレーニング前後の2回しか測定出来ておらず,経時的変化を検討することが難しいです。推測にはなりますが,運動実施時間,運動強度,運動以外のストレスなどにより,免疫能低下状態の変動が異なると考えられます。今後,免疫能の経時的変化を明らかにする必要があると思います。ありがとうございます。

以上となります。