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桜門体育学会事務局
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とても興味深い発表をしていただきありがとうございます。座長から質問させていただきます。
対象者の身体的特徴として、体脂肪量などが記載されていますが、これらが対象者の有酸素性能力に影響する可能性はないのでしょうか。また、剣道選手における有酸素性作業能力を改善させるようなトレーニングを行う上で、La以外の指標についてはどのようにお考えでしょうか。
①体脂肪量などの身体的特徴が有酸素性能力に影響す
るのかについて
体脂肪量を対象者の最大酸素摂取量と照らし合わせると、比較的体脂肪量が多いA、Bの2人は、最大酸素摂取量が低いため有酸素性能力に影響する可能性があります。
また、五十嵐(1999)の有酸素性能力が体脂肪に与える影響についての研究結果からも、最大酸素摂取量が高いものほど体脂肪が少ないことが明らかとなっているため、体脂肪量は有酸素性能力に影響を与えると考えられますので、今後、対象者を選定する際には、そのような点も考慮したいと思います。
②有酸素性能力を改善させるようなトレーニングを行
う上で、La以外の指標はどう考えるかについて
本研究においては、有酸素性能力を改善させるためのトレーニングにおいて、Laに着目しましたが、剣道選手の競技力向上を目的としたトレーニングを処方する上で、ある1つの指標のみを用いて処方するのではなく、複数の指標を用いてトレーニングを行う必要があると考えます。今後は、最大酸素摂取量、心拍数等の生理学的な指標を用いて、複数の観点から分析できればと考えております。
先程の投稿の文献は以下のものになります。
五十嵐桂一(1999)有酸素性能力が体脂肪に与える影響について.東京工芸大学芸術学部紀要,(6)91-93