一方で、やっぱり私たちはもう一度RSSなる文化に回帰することも検討したいところです。自分がチェックしている情報を自動的に収集してくれる夢のようなツール。自分が好ましく感じる情報源だけを集めた領域。それは永田希さんが『積読こそが完全な読書術である』の中で提示された自分なりのビオトープ作りとも関わってくるでしょう。そういう情報源を構築しておくことは、効率化以前の精神衛生的にも重要だなと最近は感じます(それくらいに荒れた場所になりつつあるのが近年のSNSです)。
「効率化以前の精神衛生的にも重要だなと最近は感じます」の部分が、本当にそうだなと思う。
視野狭窄を戒め過ぎるのも考えもので、やっぱり「自分のパフォーマンスを下げるもの」を除外することは必要。それは「自分に都合の悪いものは見ない」とはイコールではない。本当にその基準で取り込んだり弾いたりしていいのか、というのは常に自問しつつ、基本的には「自分の暮らしを快適にする」ことを第一に考えて動いていいのだと思う。
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