ヒラ「何味が良い?」
レト「林檎...」
ヒラ「ちょっと待ってね、今開けるから」
と、言って、開けようとしていると、レトさんがボーッとしながらゼリーをずっと眺めてた
不思議な光景だったかなw
ヒラ「はい、レトさん」
と言って、スプーンでゼリーを少し取って、スプーンに近づけると、レトさんがあーん、って感じで待ってた
...なんとも珍しい光景が見れた。
口にゼリーを入れるとレトさんがゼリーを少し噛んで飲み込んだのを確認をして、食べれるか聞いてみようかな
レト(ゴクッ)
ヒラ「どう?大丈夫そうかな?」
レト「ん...まだ食べる...」
と、言うので、同じようにしてると、レトさんが「…もう大丈夫や...ありがとな....」
ヒラ「レトさん、お薬飲まなきゃ」
朝は無理だったが、昼に飲む薬はまだだったので、聞いてみると
レト「分かった...」
ヒラ「ちょっと体制変えるよ、はい!」
と、言って、寝転がっていたソファーに座らせた。少々クラクラしているので不安だったけどね
ヒラ「えと…この薬が2個で…よし、用意し終わったよ、レトさん」
レト「ん~...」
ちょっとよくわからないけど返事のつもりなのだろう。
ヒラ「はい、自分のペースで、ゆっくり飲むんだよ?」
と、言うと、レトさんはうなずいて、飲み始めた。俺は背中をさすりながら様子を見ていた
レト「ケホッケホッ!」
ヒラ「ちょっとむせちゃった?」
と、聞くとうなずいたので、きっとゆっくりとは言ったけど、早く飲もうと思ったのだろう
ヒラ「大丈夫、自分のペースでいいんだよ?」
と、言ってると、レトさんが少し微笑んでたように見えた。
そして10分後
ヒラ「レトさん、また寝る?それとも眠くなるまでお話しする?」
レト「話したい..」
ヒラ「うん、分かった。」
と、言って、また膝枕をしてみると、レトさんがちょっと楽そうな顔をしていた。
さて、何の話をしようかなー、と考えてるとレトさんが話始めた
レト「ヒラ君...ありがとな、俺のためにここまでしてくれて...ほんま助かった...」
ヒラ「大丈夫大丈夫、むしろ俺はこのままなおるまで看病してあげても良いくらい楽しいから!」
と、話してると、キヨが帰ってきた