キヨ「レトさん大丈夫か?」
と、キヨ君は背中をさすり、ヒラ君はお水を持ってきた
レト「ふーっ....ゲホッゴホッ!!…はぁっ...ごめんな...二人とも...ケホッ…迷惑かけて....」
俺は咳が増して、少し喋るのがつらかった
それを見たヒラ君が口を開いた
ヒラ「大丈夫、それに、今はレトさんが優先なんだから、迷惑くらいかけてくれたっていいんだよ?」
ヒラ君がそういうと、キヨ君も口を開いた
キヨ「そうだぞ、俺らはレトさんに楽になってほしいから、こうやってしてるんだぞ?迷惑なんて一ミリもかかってねえよw」
レト「…ありがとな...キヨ君、ヒラ君…」
俺は感謝を述べた後、やっぱり、いい人だな、と思ってると吐き気が急に来てまた吐いてしまった
レト「うっ...おぇっ...ゲホッゲホッ...」
キヨ「レトさん...」
と、心配そうにキヨ君が俺の背中をさすっていると、ヒラ君が少し慌ててキヨ君に向かって言った
ヒラ「キ、キヨ君、もう用事の時間に近くなってきたけど大丈夫!?」
キヨ「あっ!!マジじゃん...!!」
と、俺は少しキヨ君を見つめていると、キヨ君が少し笑って「また来るから、その間ヒラと待ってくれよ!」と、言って、そのまま急いでドアを開けて出ていった
レト「…ケホッ...ゴホッ…」
ヒラ「落ち着いた...?」
と、ヒラは背中をさすりながら聞いてきたが、俺は喋るのがつらく、頷くしか出来なかった
ヒラ「はい、お水、飲める?一応ストローさしてるけど」
レト「…飲む...」
と、言って手に取ろうとすると、上手く持てず、こぼれてしまった
レ「あ...ごめんな...指...力入れられなくて...」
ヒラ「大丈夫、今ちょっとタオル持ってくるね」
と、ヒラ君は取りに行ったが、俺は無性に着いていきたくなった
なんていうんやろ、寂しいっていうんかな?
ヒラ「あ、持ってきたよ...って!?レ、レトさん!?立っちゃダメだよ...!!つらいだろうに...」
と、ヒラ君はいったとたん、俺はベットにまた逆戻り。
レト「…ごめんな....俺...離れてほしくなくてな....その...」
と、ヒラ君が来てる服をちょっとぎゅって引っ張って言ってたら、ヒラ君がなんとなく嬉しそうな表情で
ヒラ「大丈夫、俺はいつもついてるから」
と、言ってくれた。
なんとなく俺は嬉しかった。