柿崎だったり
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2018/05/27 (日) 23:43:18
「ねーナユタ」
リカが肩をつつく。
「あの踊り、不思議だったよね」
「今思うと……ちょっと怖い」
あのときには全く感じなかった。なにも感じず、ただひかれていた。
リカもその怖さがわかるようで、ちょっと肩をすくめる。
「次行ったら、最後まで踊ろうね」
行く気満々なのにあきれるが、不思議と笑いが込み上げてきた。
「そのときは着いて行く」
「あったりまえじゃんかー」
そして、一緒に笑った。
ふと、お面のことを思い出した。あのお面はどこに落としてきたんだろう。三人とも別で、青とピンクと黄色だったのは覚えている。でも、あの死のにおいがする踊りを思い出しそうで、なくて正解だったかも……なんて思ったり。
シンオウ怖い話/異教
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