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ポケモン怖い話総合トピック / 35

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柿崎だったり 2018/05/27 (日) 23:40:01

 しばらくリカと世間話をしたりゲームをしたりして時間をつぶしていると、少しずつ人が集まってきた。気が付くと空は夕焼けに染まっている。
「もうそろそろかな」
「うーん、サヤ遅いね~」
 なんて言っていると、集まる人に混ざってサヤがやってきた。
「すみません、なかなか聞き出せなくて……神様の名前くらいわかるかと思っていたんですが」
 どうも、祭りのことを老人にきいても、由縁や祠の縁起にまつわる話を知っている人は居なかったようだ。
「宮司の家も見つかりませんでした。お手上げです。話してくれるのは踊りのことばかりです」
「そうそう、どんな踊りなんだ。踊るからには多少知っておきたいんだけど」
「詳しい振りはわからなかったんですが、踊りについてはいろいろ聞きましたね。死んだもんと踊るだの不思議なことが起こるだの」
 そっちには興味がないらしいが、さらっとすごいことを言ってる気がする。
「え、それってどういう……」

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