「しかし、なんのサービスだったのか全然わからなかったな」
「強力すぎるツボマッサージのサービス? ヒヒっ なんちゃってな」
しはこうは全く何が起きたのかわからないし死んだはずなのに生きてたりしたせいか軽い冗談にして流していた。
だがしはこう自身その考えはおかしいと思い自分の気が触れたのかと思った。
そんなことを考えていると、見た感じ普通の青年が
「キミ、ちょっと用があるんだがついてきてはくれないか」
と、声をかけてきた。
物腰と顔色を見ると一瞬で普通ではないと思った。
異常な程落ち着いた感じに他人とは違うオーラのようなものをしはこうは感じとった。
しはこうは恐る恐るその青年について行くと質問を投げかけられた。
「キミに単刀直入に言う。キミは悪魔じゃあないよな?」
しはこうは一瞬固まり、そのあと思い切り噴き出しそうになった。
まさか。科学や常識の範疇で考えれば悪魔なんてものは居るはずはないと思っていた。
「いやwwwww あんた俺が中学生だからってwwwwww からかわないでくださいよwwwwww」
普通。普通誰だってそんな反応する。しはこうもそうする。
「ふむ、そうだよな。からかってすまなかったな じゃあどうでもいいことなんだが これを見て何か感じたことはないか?」
しはこうは笑いながらその見せられたものを見ると、顔色が激変した。
異常なほど肌がピリピリする。なにか頭の中でざわつくものがあった。
続け様にくる危機感、そして純粋な鋭い殺意… 殺意…?
しはこうは慌てて今の状況を把握しようとすると…
青年は
「うおッ!?」
しはこうは大きく転がって避けた。青年が持っていたのはエッジが着いた双剣を構えていた。
「殺る前に言っておく オレはとしあき。お前が悪さしないうちに火種を消させてもらうぞ」