K-9000
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2018/04/15 (日) 22:40:11
「やぁ いらっしゃい」
店主は黒ずくめで素顔は一切見ることができなかった。
そこにしはこうは恐怖と好奇心が湧き出した。
「君は… 少し怖がっているが好奇心があるらしいな」
顔に出ていたのか、しはこうの思いを見透かしたようだ。
彼は勇気を振り絞って、こう言った。
「ここはどういう店なんですか? 売店でも無ければレストラン見たいじゃあないみたいですが」
店主はその質問に、
「ん~ 悪魔とかそういうものに関連したオカルトな店かな 不気味さを消さないように何するかも教えないけど、ねっ?」
「まーこの店で何かサービスを受けたいなら、S,P,A,R,D,Aと言ってみなよ 金は要らないからさ」
軽い言動で答えた。安心させようとしたのだろうが、しはこうは返って恐怖心を煽られた。
だがタダ、それに好奇心もあるので逃げようとしなかった。そして彼は頑張って唱えた。
そして店主の後ろにあった矢が浮かび上がり… しはこうの方向に矢尻が向いた。
しはこうは危機を感じ、咄嗟にドアに駆け出したが…
ドグシャァ…
容赦なくしはこうの背に深々と突き刺さり、心臓を貫いた。
血がどんどんと溢れていく。心臓の鼓動は次第に小さく、遅くなっていき… そして止まった。
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凍結されています。