時月
LunaHistir
2018/02/24 (土) 19:22:22
その部屋は仄かに暗く、しかし感じるのはむしろ明るさで、雀の鳴く音が耳に入りながら、太陽のベールが目を覆った時、私は無意識にまぶたを開いた。
メル「………夢か…」
メル「…まるで…ファンタジーの始まりみたいだったな…」
メレシスト・ガントネル、それが私の名。けれど私を五文字で呼ぶ者は初対面ぐらいで、慣れ親しむ者からは「メル」と呼ばれている。
時計の針が縦に並ぶ時、私は立ち上がり、冷蔵庫から朝食を作って食べて1日が始まる。
だが規則性は完全にはあらず、例外というものは付き物だ。今日がその日である。
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