時月
LunaHistir
2018/02/24 (土) 19:32:22
レジで精算を済ませ、コンビニを出たのち、あの男にエビフライ弁当を渡した。
男はすぐに弁当を口にした。
???「う……うまい!初めてだ……こんなうまいものを食べたのは……!」
食材を火で焼くことを覚えた人類のような反応をしている。よほど美味しいのだなそれは。
……まて、いま考えてみればこのとんかつ弁当の方を渡せば私がエビフライを食べれたじゃないか。まったく、私は本当に機転が効かないな。
???「こんなうまいものを買って頂いて本当に感謝している。どうか礼をさせてくれ」
男はそう言うと、左手で一冊の本を取り出してきた。一方右手でゴムボールをポケットにしまった。ほんとなんなんだそれ。
???「これは魔道書だ。俺が今までに編み出した魔法をここに書き出している。…といっても原本ではなく複製品だがな。販売もしているがとても高額で取引されている。あんたが魔法に興味がなかったとしても、金にはなるぜ」
魔法?こいつは魔法使いだったのか。…と思ったその時隣にいた未来の魔法使いは叫びだした。
通報 ...
凍結されています。