時月
LunaHistir
2018/02/24 (土) 19:27:44
…コンビニに着いた。「ハッピーシェルフ」という名のそれは、この辺りの人々のオアシスだ。
そしてその場所ではじめに見たのは地面に落ちている黒い横長の物体。こういう得体の知れないものは近寄りたがる者と拒む者のふたたつがあるが、コンビニの入口近くにあったがゆえにその選択さえ許してはくれなかった。
ちゃむ「……人だよね、アレ」
私がそれが一体何かようやく理解したと同時に彼女はそう言った。
メル「どうしてこんなところで倒れているのだろう…」
ちゃむ「まさか…声をかけるの?」
メル「馬鹿馬鹿しいかもしれないけど…夢でそう言われたんだ。私は…それに応えてみたい」
だが返る言葉は何も無い。まさに屍のようだ。
やれやれ、急に難易度が跳ね上がるとはな。私の嫌いなゲームのパターンだ。無論、人生はゲームのように上手くは行かないのはわかりきったことだが。あるいはこれは負けイベントとやらか。
通報 ...
凍結されています。