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【ミバちゃんねるSS企画】あぐかる×ちゃむ / 1

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ありがとうございました。 2018/02/22 (木) 14:16:18 修正

私の向日葵

「うぅ、もう朝か~。」
私は目をこすりながら一人分の小さなベッドから起き上がった。
昨日は夜遅くまで起きていたせいだろうか、とても眠い。
長い髪を無造作に一つに束ねてキッチンへと向かった。
「おはよう、勝手に料理作らせてもらってるよー!」
明るくて綺麗な声が響いた。私が大嫌いで大好きな声。
「いつの間に家に入ったの~?」
私が訪ねるとキッチンで料理を作っていた淡いピンク色の髪をした少女は振り返って私に近づいてきた。
「ついさっき。合鍵使って。」
と、少女は合鍵をちらつかせながら悪戯に笑う。
可愛くて、眩しくて、吸い寄せられてしまうような笑顔。
まるで、向日葵のような笑顔。
私はすこし背伸びをして少女の唇に自分の唇をそっと重ねた。
彼女はまた、向日葵のような笑顔で笑った。
「ふふ、あぐかるからしてくるなんて珍しいね。」
と言って「あぐかる」と意味もなく私の名前を呼んだ。
「そんなに嬉しい~?ちゃむ。」
私は少女にそう聞いて返答を待たずに服を着替えにベッドがあった私の部屋へと戻った。
もそもそと着替えていると少女に後ろから抱きつかれベッドに押し倒された。
「朝から1ラウンドどう?」
少女は私の大好きな笑顔でそう言って私のことを見つめてきた。
「少しだけね~。」
そうやって私は私の向日葵を強く抱き締めた。

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