真昼の迫真ランド

【SS】FREAK'S(フリークス) / 2

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相原ガガ美 2022/10/21 (金) 23:01:06

「…はよ〜ごぜいま〜す…。」


「おはよ、玲羽」
「おはようございます。」
「おはよーーーっす( :⁍ 」 )」
「え、あ…おはよう…ござい」

「うん、おはよ。」
「…………いや。」

「おれ1年ぶりに懲戒処分から帰って来たんだけど、1ミリも触れないってお前ら冷たくないか?せめておかえりだろそこは。

「っるせ〜〜〜〜!!ボゲ!!😭
「お言葉ですが班長、俺達は今そんな"社交辞令"に構う程暇じゃないので。」カチカチ…

「へぇ。(こいつらの首輪爆破してぇ〜)」

「ぼ、ぼくはさっきひさしぶりですって…言おうとしたんですけど」
「あのさ!玲羽、海斗の言う通りウチら今過労死寸前でさ…ごめんね〜おかえり〜

「そんなに忙しいのか?MⅢ班(ここ)って駐禁注意(切符貼り)か上の部署からたらい回しにされた面倒事の処理ぐらいしか仕事無ぇーはずじゃん。」

「東部街の連続誘拐事件、MⅢ(ウチ)に下りてきたんだよ!」

「…連続誘拐??ヤバくね、ていうか上で手に負えない事件(ヤマ)を俺らで処理できる訳ねぇだろ。」
「さては…上の奴ら迷宮入り(ケイゾク)で済ませるつもりか…。
本当、()な仕事に就いちゃったな。」

「まぁ、迷宮入り(ケイゾク)にさせたい気持ちも少しは判りますがね。何せ、この事件の犯人(ホシ)と目されている人物が()
"東の業厄"九龍月華会(クーロンゲツガカイ)の幹部、風船(暫定レート:S)
くれば、治安管理局も手をこまねく訳ですね。」

「…ふーん、なるほどね。要は警察が大物ヤクザ相手だから手出しできないって訳か。」
「けど、それじゃあ子供を誘拐された親族の気持ちは浮かばれない。相手が何者でも犯罪者に変わりはない、その罪を白日の下に晒すのが俺達の責務だ──。」

「「「「おぉ〜…。」」」」

「…いや、今のはちょっとカッコつけすぎたけど気持ちは本物(ガチ)だから…。」
「…おれの出所祝いに高みの見物決め込んでる治安管理局の上官(クズ)共と反社会勢力(ヤクザ)に一泡吹かせるぞーーー!!」

「「「「おぉ〜〜!!」」」」

…フッ(決まった…。)」

「いや〜!玲羽もしばらく見ないうちに変わったな〜!!私も見習わなきゃ…」

「……………あ、そういえば大水木に言いたい事あったんだ。」

「………?何?」



『大水……が持…"死…の断…使…す……片"』

「あれ…」


「何も…思い出せない……?」
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