真昼の迫真ランド

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【SS】Requiem：channel / 98

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ちゃむがめ 2021/08/19 (木) 22:10:52 修正

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―――――…

「っはよーございます…」

「コラ！玲羽遅い！また遅刻じゃん！これで通算10回目！」

「すいませんねぇ〜、"元不登校児"なんで、時間にルーズなんすよ。」
「それに、MⅢ(エム スリー)班で一番偉いの俺だし、上司特権っちゅーことで。」

「対アザミ水際作戦」から１ヶ月近くが過ぎた頃、おれ達は件の作戦での成果が認められ、作戦に参加した一部の局員達は不思議なくらいにトントン拍子に昇級した。
おれは"准将"から"少将"、大水木は"大佐"から"准将"という風に。
それからおれ達管理局員はアザミの煽動により各地で多発している野良断片者(フラグメンター)の暴走への対処をより効率化させるという名目の為に幾つかの班に振り分けられた。
おれ達が所属するMⅢ(エム スリー)班は主に断片者(フラグメンター)による盗犯等の軽犯罪を捜査し取締まる部署、どういう訳かおれはそこの班長に任命され、配属されたのは相変わらずの腐れ縁の大水木。それから北部街(ノースシティ)支局から派遣されたまだ幼さの残る新人、達磨雪(だるま ゆき)。


────そして、おれ達と相対し一度は刺し違える形でおれ達を殺しかけたイカレロリ女、瑠々田莉乃(るるた りの)と「対アザミ水際作戦」で無抵抗で局員達に降伏したという元アザミ教会東部街(イーストシティ)支部幹部の男、三滝原海斗(みたきはら　かいと)だった。

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