ノイマン[ハービンジャー] with イライザ
2020/05/15 (金) 21:51:35
「あらあら いつもご苦労様です」
不審者を連れていくKBECに対して頭を下げながら、人ごみの中心に立っていた者たちの会話に合流するノイマン
「やぁ、どうもどうも。えーっと……ボッティチェリさん? と御幣島さん。
なにやら騒がしいようですが、いったい何があったのでして?」
「あ、もうすぐに首を突っ込むんですから……! やめてくださいよ不審者とかだったらどうするんですか!」
「んー、大丈夫だと思うよ? 行動パターンを3817通り計算しても僕が致命的なダメージを負うの7パターンしか計算できなかったし……。
それに、怪我したとしてもオートマトン使えば修復できるわけだし、そんな面倒でもないし」
「そういう問題じゃないでしょう!? あ、お二人共すいません…うちの局長が突然会話に割り込んで……」
「突然じゃないよ。142mまで近づいた辺りから会話を空気越しに振動を増幅させて聞いていたから。
だからお二人の名前も聞かせてもらってましたよ。良い名前ですねぇ、御幣島さん。それにボッティチェリとなると」
「アンタは黙っててくださいよノイマンさん!? ややこしくなるんですから!」
「んー、相変わらずイライザは厳しいなぁ。僕泣きたくなっちゃうなー」
肩をすくめながらわざとらしく泣くような、白々しい猿芝居をする白衣の男が、突如として会話に割り込んできた。
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