kagemiya@なりきり

泥モザイク市 / 113

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「ああ、なるほどハービンジャーはそういうの疎そうだしな」
その真名こそ知らないが、ハービンジャーは自身のサーヴァント、器物英霊と幻霊合体したケルベロスにどことなく近い気配から器物英霊、それもいくつかの何かが合体したものだと当たりは付けていた。
この辺り対象の正体を探ろうとする魔術師の悪癖が未だに抜けていない。
「うちのサーヴァントなんて「年越しぃ?こちとら紀元前から幾度となく年越してるんだから今更何の感慨もないわよ」とか抜かしやがるからな」
はっ、と自嘲気味に鼻で笑う。
しかし、逃がし屋、影見ツクシはハービンジャーと出会ってから随分と明るくなった。
初めて出会った時──小遣い稼ぎに裏の仕事を請け負ってたときに偶然『逃がし屋』としての彼女に出会った──の何かを抱え込んだ表情と比べればまるで別人だ。
感慨深い思いを表情に出さないように内に押し込み、笑みを見せた

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/お疲れ様でした!

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