皇ハルナ:天使ラーメン
2019/12/31 (火) 23:50:30
「速い……!」
思わず驚嘆の声を漏らす。
間違いなく適当な口八丁で乗り切るか、泣き寝入りするかのいずれかだろうと思った。
挑発に乗った上でその選択であれば、現場には来ないで欲しいとさえ侮っていた。
だが彼は違う。手段は見えなかったがどうでもいい。食べ切れる。課された任務をやり遂げんとしているのだ。
(―――やはり、直営は直営ということか)
一段上の権力を持つお堅い連中。しかしそれに足る実力は確かに感じ取った。
目の前の男の評価を少し改めるとしよう。
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