kagemiya@なりきり

影見ツクシの日記帳 / 9

33 コメント
views
0 フォロー
9

20XX/○○/○○ バイト
昨日はちょっと気落ちしちゃったけど、いつまでもそうしていられないし、結局寝て起きたら少しスッキリした。ムシャクシャしたら寝るのが一番だ。
学校ではセンセイとも顔を合わせないで済んだし、少し余裕も出てきたから、事前に連絡して坂井のおじいちゃんのところに行ってみた。
相変わらずおじいちゃんのお店は繁盛してて、裏方仕事のお手伝いが欲しかったと。すぐに制服を着て、荷物運びとかを手伝うことになった。
私が魔術師 魔術使いだってことに、相変わらずおじいちゃんは気づいていない。強化の魔術を使っているなんて思いもしていないし、なんだかズルい気もするけど、私だって少しでもできるお仕事は増やしておかないと、食いっぱぐれてしまう。
……それとは別に、おじいちゃんの賄いのお好み焼きが美味しいっていうのもあるけど。
ともかく、そういうわけで頑張って仕事をしていたんだけど、そうしていると珍しいお客さんが来たのを裏手から見かけた。エマノンさんだ。
なんと、お好み焼きを2人前買って、屋台のそばに置いている机に持っていった。あの人がそんなことをしているなんて、少しイメージと違ったけど、考えてみればあの人だって人間だ。特殊な事情があるのは私だって推察くらいできてるけど、ご飯は必要で当然だろう。
と、思っていたら、すぐにそこにリットさんと、見慣れない金髪の男の子も来た。で、実際に食べ始めたのはその2人。……本当にご飯食べてなかったりするんだろうか。
2人が何か話していたのは見えたけど、その内容までは、デバガメをするようで聞くことはしなかった。ただ、エマノンさんの様子を見るに、きっといつもの相談事なのだろう。
それにしても、あの男の子はどこかで見た気がするんだけど……。

追記。あの男の子、梅田都市軍のアルスくんだ! 中継やニュースでしか見たことがないから、すぐに気づかなかった。
一体何を話していたんだろう……?

通報 ...