kagemiya@なりきり

影見ツクシの日記帳 / 26

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20XX/○○/○○ イベントごと
「難波」の方へ行ってみたら、駅前にある都市戦争のサテライト施設で催事をしていた。
何でも、都市戦争が佳境を迎えたから、みんなで応援でもしながら見てみよう……というような。
旧世界だと、サッカーとかのスポーツ観戦で似たようなことをしていたと聞いたことがある。
気になったので入ってみると、確かに人が大勢。吹き抜けになった3階建ての建物の中、すし詰め状態で詰め込まれた人が、大きなモニターの映像に釘付けになっていた
ただ、「梅田」のサテライトだとアルスくんのグッズまみれだけど、こっちではナンバくんのグッズだらけだ。
……あの珍妙な人形のどこがいいのかは、正直私にはわからないけど、意外と今30~40代くらいの人に人気があるみたい。昔懐かしい、とは聞いたけど、何を懐かしんでるんだろう。
勿論、他にもたくさんの選手やサーヴァントのグッズも並んでいて、それが物販で売られている。お酒を中心に飲食物も売っていて、とても賑わっていた。
私も、ちょっとだけ見てみる気になって、フライドポテトのSサイズと、野菜ジュースを買った。これくらいなら買い食いしても平気だ。
それから、モニターの見えるところを何とか確保して、行儀は悪いけど、立ちながら飲み食いをしつつ、試合運びを見ていた。
どうやら、今は「難波」が優勢のようで、こっちで観戦している人たちは皆興奮していた。特に凄いようなのが、逆神朱音という私よりも年上の女の子で、八面六 臂の大活躍。
一般兵士役のトリグさんを薙ぎ倒したり投げ飛ばしたりして、とにかく掻き回しまくっていた。……私、魔術で強化してもあそこまでのことをできる自信はないな。
何なら、持っている刀でトリグさんの首でも刎ねてしまいそうな勢いで、あれを鬼気迫るというんだろう。ちょっと、怖かった。
そうこうしているうちに、上町大地を写しているカメラはあちこちへ。逆神さんは画面から外れてしまって、他の選手に。
そこまで見た時、端末に連絡が入って、応答してみると学校の河合先生からだった。課題の提出忘れ。ゲッ、って、そんな声が出た。
それからもう、大慌てで「天王寺」にとんぼ返り。学校へ行って、謝りながら課題を提出する羽目になった。
どっと疲れて、また中継を見るのも億劫になって、後はそのままいつもどおりに寝ることに決めた。
大変だった。

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