kagemiya@なりきり

影見ツクシの日記帳 / 13

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20XX/○○/○○ ご近所さんのお手伝い
最近気落ちすることが多い気がするけど、同じくらい気落ちしてられないことに巻き込まれる回数も多い気がする。
学校はなかったから、買い出しのついでに旧新世界の商店街で買い物をしていたら、ラヴェンナさんに会った。蒸気ブーツで飛び跳ね損ねて目の前に落ちてきたみたい。
ものすごい勢いで頭から落ちてきて、その後ろからサーヴァントの松林さんが追いついてきてた。起き上がってすぐにバリツ式受け身があるから平気!って言ってたけど、バリツってすごいな。本当に大怪我はしてなかったみたいで良かった。
で、その時に話を聞いた流れで、私もお仕事を手伝うことになった。今回は猫探し……じゃなくて、人探し。
とはいっても、そんな胡乱な話ではなくて、「こういうサーヴァントがいてその人に話を聞きたいけど、天王寺のどこにいるかわからない」、だから探してくれ、という内容らしい。
あんまり表沙汰にしたくない理由で探してるならアマナに話がいくだろうし、そうじゃなくてラヴェンナさんに依頼したということは、そこまでの危険もないはず。そういうわけで、私も手伝うことにした。
依頼人さんによると、“星見”のウォッチャーという通称で呼ばれているらしいとのこと。星を見るというのだから、多分阿倍野塔のてっぺんとかにいるんじゃ?と思ったけど、そこはラヴェンナさんが確認したらしい。
とにかく名前以外に宛てがないから、探しまくるしかない。私は念のために海底新地の方を探して、ラヴェンナさんは旧新世界を探すことになった。
こういう時に有効なのは、多分うねりさんとかに話を聞くこと。ではあるんだけど、こういう時に頼ると後で何をさせられるかわからない。他に頼れる知り合いらしい知り合いもいないから、私も足で探し回った。
……結果としては、目当てらしいサーヴァントの姿はおろか、その情報も特に集まらなかった。だって、名前だけでこれといって詳しい情報なかったし。噂だけでは流石に難しかった。
今日はある程度のところで一旦切り上げたけど、明日以降もラヴェンナさんは続けて仕事をするみたい。一回乗りかかった船だし、明日もできる範囲で手伝おうと思う。

追記。そういえば、ラヴェンナさんからお夕飯のお裾分けをもらった。お夕飯とは名ばかりのアンパンと牛乳のセットだったけど。
なんでも、探偵といえばこれだよね、らしい。どういう意味だろう?

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