今回の飛行演技ガイドから、幾何学的な正確さに「審査員の立場から見た」という一文が追加されたので、パターンフライトについて改めて確認してみましょう。
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2024年度 F3A審査員講習会
まず、
FAI Sporting Code 2024 Edition
の12ページには、
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5.1.8 Marking
h) Also, manoeuvres should be primarily performed along a line of flight
approximately 150m in front of the safety line.
(また、演技課目は主に前方約150mを、安全ラインと平行に飛行されるべきです)
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とあります。
また、37ページには、
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5B.8.4. LOOPS
A loop must have by definition, a constant radius, and must be performed in the vertical plane throughout.
(ループは定義上、一定の半径を持つ必要があり、全体を通して垂直面で実行する必要があります)
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ともあります。
つまりこれらの事から、奥行きのあるもの以外の演技は、約150m前方の仮想垂直面で行う様に、元々決まっているのです。
この垂直面に描かれた幾何学的に正確な図形を「審査員の立場から見たらどうなるか」
こういう意味も含めて一文が付け加えられたのでは、と私は解釈しているのですが。
因みに、上のオンコーナーの画像に分度器を当てて、「この演技は45度では無い」と言う人はいないと思います。
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