(何だこのシナリオ...?普通はここで裏取引するだろ...)
短編ストーリーとして面白さを持たせるためには仕方ないのだろうが、それにしてもこのヘビの行動は非効率的で疑問が尽きない。この文章のどこかに裏取引をしない理由が隠されていたりするのだろうか?
そんなことを考えていると、ふと背後に気配を感じた。少なくとも穏やかなものではない、なにか重苦しく本能的な恐怖を湧き立たせる気配。不用心に振り返ってはならないと直感的に理解し、呼吸を整える。幸い、その気配の主はこちらにまだ何の危害も加えていない。落ち着いて対処法を考えるんだ。バレないように警察に通報する?いや、そんな悠長なことをしている場合ではない。安全に、かつ迅速にこの場を切り抜けるにはどうすればいいってぇぇぇぇ!いきなり何しやがるんだクソが!人んちに勝手には言った挙句いきなり刺すとか人間のやることじゃねぇぞ!おい聞いてんのかお前!シュレッグみたいな肌の色しやがって!いやマジでお前人間か?顔色悪すぎじゃね?話聞こえてる?マジで大丈夫?って話してる最中だろうが遠慮なく切りつけてるんじゃっ
狡猾な蛇はどこまでも残忍だった。
通報 ...