仏道の『阿頼耶識システム』

唯識三十頌 その⑤ / 4

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法介 2024/05/16 (木) 08:47:51

人間は主観と客観とで物事を認識します。この働きを仏教では五蘊と言います。この五蘊での認識を止めて対象を縁起で観る事が正しい物事の捉え方であるとお釈迦さまは縁起の法門を説かれたのです。

客観による認識は、此縁性縁起で起こります。客観視の対境である「見られるモノ=六境」は此縁性縁起で成り立っているからです。これは科学や物理と全く同じ概念で、物体の時間経緯によって生じる変化(縁起)です。実体における真理(実在の真理)なので科学や物理学と全く同じ真理となります。

蔵教で説かれた『倶舎論』がこれにあたります。

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