仏道の『阿頼耶識システム』

唯識三十頌 その⑤ / 10

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法介 2024/05/16 (木) 08:53:23

美味しい物をたらふく食べたい、綺麗な服が着たい、カッコいい車に乗りたい、立派な家に住みたいなどといった欲が生まれるのもこの「分別」によるところです。

「美味しいやマズイ」「綺麗とか汚い」「良いとか悪い」「立派だとか貧素だとか」こういった分別は、物事を客観で認識した心が主観で思う事です。

仏教のファースト・ステージでは客観を空じ、次のセカンド・ステージで主観を空じます。

 客観を空じる=析空
 主観を空じる=体空

人間の認識は「主観と客観」から成ります。この「主観と客観」を空じる事で人間の表層認識は止滅します。

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