声聞の智慧、縁覚の智慧、菩薩の智慧の三つの智慧の事を「三乗の智慧」と言います。
お釈迦さまは『法華経』で、一乗の仏の教えを三乗に個別に開いて説き顕したことを明かします。これを「開三顕一」と言います。三乗の智慧を三智といい仏の智慧を一切智と言い、四つを合わせて四智とも言います。
一切智として「開三顕一」で開かれる仏の智慧の事を大円鏡智と言います。
三乗の智慧が縁起で起こるのに対し、この仏の智慧にあっては縁起は起こりません。
ここで起こるのは〝円融〟です。
通報 ...