声聞の智慧が働く人は、此縁性縁起が薫習されておりますので物事を見た目で判断しません。そのモノがそのモノと成りえた因果で対象を捉えます。
縁覚の智慧が働く人は、相依性縁起が薫習されておりますので決めつけや勝手な思い込みで対象を観ません。相手の話をまず理解し相手の立場で物事を考える事が出来ます。
菩薩の智慧が働く人は、自我で「分別する心」から自我に捕らわれずに物事を「平等に見る心」へ意識が変わります。
この三つの智慧を得る事で開かれる智慧が『法華経』で明かされる〝仏の智慧〟です。
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